コオイムシ

コオイムシ

分類:カメムシ目 コオイムシ科

体長20㎜前後、全国の平野部に分布し、かつては他の水生昆虫同様どこの水田や池でも見られましたが、 現在は水田の乾田化や環境悪化によりほとんど見られなくなりました。 水中では腹部と翅の間に貯めた空気で呼吸をしますが、タガメのような短い呼吸管も持っていてそれで呼吸もします。魚類やカエル、モノアラガイ、他の昆虫などを前肢で捕らえ、口針から消化液を送込み、溶けた肉質を吸入する体外消化を行います。昆虫では珍しく♀は♂の背中に産卵し、♂はそのまま移動 します。さながら子守するようで「子負虫」と名付けられました。10 月頃より陸上や水中で成虫越冬し ます。