涸沼で野鳥観察を楽しむために

2020年10月22日

 平成27年5月に,涸沼がラムサール条約に登録されて以降,涸沼が野鳥の宝庫として広く認識されるようになり,多くの方が涸沼を訪れて野鳥観察を楽しむようになりました。 特に,11月から3月にかけては,ラムサール条約登録の要件となったスズガモをはじめ多くの水鳥が飛来して,私たちの目を楽しませてくれます。いつまでも涸沼の豊かな自然を守っていくために,マナーを守って野鳥観察を楽しみましょう。

○涸沼に関して寄せられる苦情の例

・路上駐車をしている。

・ゴミの不法投棄(生活ゴミ,釣りのゴミなど)

・違法な野焼きをしている。

・決められた場所以外でドローンを飛ばしている。

○野鳥観察のフィールドマナー《日本野鳥の会ホームページから引用》

 日本野鳥の会では,「バードウォッチャーの心得」として7項目を掲げ,それ ぞれの頭文字をとって「や・さ・し・い・き・も・ち」というフィールドマナ ーを提唱しています。

や:野外活動,無理なく楽しく

  知識とゆとりを持って安全に行動しましょう。

さ:採集は控えて,自然はそのままに

  自然は野鳥のすみかであり,多くの生物は彼らの食べ物でもあります。むやみに捕ることは慎みましょう。

し:静かに,そーっと

  野鳥など自然生物は大きな音や動作を警戒します。静かにしていれば小さな鳴き声や羽音など自然の音を楽しむこともできます。

い:一本道,道からはずれないで

  田畑やヤブも野鳥の生活の場です。土地の所有者などに迷惑をかけないよ うにしましょう。

き:気をつけよう,写真,給餌,人への迷惑

  写真撮影や給餌,観察が野生生物や周囲の自然に悪影響を及ぼす場合もあります。

  また,地元の人や周囲の人に誤解やストレスを与える場合もあるので,十分な注意をしましょう。

も:持って帰ろう,思い出とゴミ

  ビニールやプラスチックなどのゴミが鳥たちを死に至らしめたり,食べ残 し等が雑食性の生物を増やして生態系に影響を与えます。

ち:近づかないで,野鳥の巣

  野鳥には野鳥の生活があります。巣や野鳥には近づきすぎないようにしま しょう。

PAGETOP